9月5日
「YOUさん、もっと人を信じるようにしましょう」と
友人のKの弟(通称「舎弟くん」)が言うわけである。


舎弟くん「この間、メールアドレスを変えたのに知らせてない人が多いくらいで
『僕の中で友達というものは
酔っ払いが電車で吐いたゲロと同じくらいの価値にまで落ちた』
なんて日記に書いてましたよね。
そういう事を言うから人に『付き合いにくい』なんて言われるんですよ」


はあ?あのなあ、この日記は誇張表現いっぱいの楽しい日記なんだぞ。
そういう誇張表現が分からない奴はきっと
「血管が百本切れる思いがした」って言ったら 「嘘だ、血管が百本も切れたらすぐに死んでしまう」とか言ったりするんだろうな。 現にそういうヤツ昔知り合いにいたし。
そんなアホは「電信柱に犬がかけた小便」くらいのランクだな。


舎弟くん「だから、そういう事を言わずに・・・
それ多分××さんの事言ってるんでしょ?
そうやって嫌ったりせずに、みんな仲良くしましょうよ」


そうそう、あいつ。あいつ本当にむかつくよな。
何もわかってないくせに偉そうな事ばっかり言いやがって。
本当に、自分のこと何だと思ってるんだろうね。


舎弟くん「まあそれなら僕もわかりますけどね。
僕だって何もわかってない人にわかったような顔されたら
バイクで大阪市内中を引き摺りまわしてやろうかと思いますから」


・・・舎弟くんは童顔のまま時々恐ろしい事を言うから恐い。
「みんな仲良く」じゃなかったのかっ?
9月6日
本日は解約の決まっている家の家庭教師。
最後という事もあって(今日を入れて後二回)ほとんど勉強せず、しゃべってばかり。
しゃべってた内容は今まで何人の人に告白されたかとか、恋愛の話ばかり。
中学三年の女の子と恋愛の話をするのも悪くない(笑)


そこで思った事は彼女のような自由奔放な生き方がうらやましいという事。
彼女の様に自由奔放に今を楽しんでいる子に惹かれるというか
一種の憧れみたいなものを最近は感じます。
ああいう風に生きれたらいいなあ・・・と。
こういう事を言うと何だか「自分は真面目に生きてる」と言ってるように
とらえられるかもしれないけど
全然そういう意味はなく、今を楽しむことの下手な不器用な僕には
そういう風に器用に今を楽しむ事のできる人がうらやましいと感じるだけです。


ちなみに、最後に「今日は楽しかった」と言われた。
ロクに勉強を教えてない日にそんな事を言われるとは
家庭教師としては喜んでいいのかどうなのやら。
9月9日
今日は大阪ドームで野球観戦。
中村に二打席連続ホームランを打たれて
いきなり五点差をつけられるふざけた展開だったが
柴原の犠牲フライで一点返し、城島の3ランで一点差。
そしてバルデスのタイムリーで同点に追いつく。
もうこの辺でテンションは最高潮。
あー、見に来てよかったー。
しかし最後はローズのリーグ新記録となる
53号ホームランで勝ち越されて敗退。
でもいい試合だった、リーグ記録更新の歴史的瞬間も見れたしね。
やっぱり球場で見る野球は格別なものがあるわ。
9月10日
今日は「明石家電視台」もテニスのおかげでないし
早く寝ようかと思った0時前。
ふと携帯を見るとメールが届いてる。


見てみると友人のYくんから。


Yくん「数学でわからない問題が出てきました
今パソコンにEメールで送っているんで見て答えて下さい」


何も出来ないお前でも数学なら解けるだろ
少しは人の役に立てよ、いいよ、ステキだよ…という心遣いが感じられて
嬉しくはあるのだが…数学かー、数学なあー、何か自信ないなぁ。
確かに昔は得意科目だったし、好きな科目だったんだが
大学に入ってからはさっぱり…。
大学での問題とかだったら絶対無理だぞ。


まあでももう送ったというんだったら仕方ない、一応見てみよう。
もし解けそうにない問題だったら
「昨日パチンコ屋に脳ミソ忘れてきたんで数学なんて解けません」とでも言い訳しよう。


早速パソコンを起動してメールをチェック…あれ?二通の新着メッセージ?


…うわっ、二度とメールをもらいたくない女からだ。
携帯のメールアドレスは変えたが知らせてなかったので
パソコンの方に送ってきたのか。


「元気にしてる?(中略)あまり数学ばかりやって、変人になったらダメだよ」


この娘はいつまでも僕が数学好きだった頃の事ばかり覚えてる。
しかも何か「数学しかできない」みたいに思ってるみたいで
向こうに悪気はないんだろうけど、非常に不愉快な思いをする事がある。
無礼な女だ、数学だけじゃなくて、「ナナシー」の大当たり確率を言う事もできるんだよっ。


ちなみにメールの最後に「チュッ☆」なんて書いてやがる。三人祭りか、お前は。


無礼娘からのメールは無視して
肝心のYくんのメールを見てみると・・・どうやら家庭教師先での問題らしい。
しかも三角形の辺の長さの比を求める問題。
よしよし、こういう問題はベクトルを使って解けば一発でできるはず。
ここをこの辺のa倍とおいて、こことここの比をb:(1−b)とおいて解くと
・・・おお、できたできた。何だ僕もまだまだやれるじゃん。
まあ「数学しかできない人間」だからね。


でも待てよ・・・Yくんが受け持ってる生徒って確か中学生だったような気が・・・
メールで聞いてみよう。


Yくん「中三です。ベクトルはちょっと、、、」


うーん、やっぱり。ベクトルは無理か・・・
だったらベクトルの範囲全部教えてしまえばいいじゃねえか
どうせ高校生になったら習う範囲なんだし。
あっ、でもここに補助線引いてやってみるできるんじゃないか?
さっそくやってみると・・・やった!解けた解けた!律子先生、僕やりました!
(わからん奴はわからんでいい。あまり深く詮索するな)。


早速Eメールで送ろう。しかし図をどうやって送ればいい?
ペイントで書いて送ってもいいんだけど、下手すると時間かかるかもな・・・
めんどくさいけどいったん図を書いてスキャナーで読み込んで送ろう。
でもスキャナーで読み込むとあまり綺麗にうつらない。
仕方ないペイントで書いて・・・うー、解答を送るのに
解くのの何倍の時間が掛かってるんだよ
しかも必要ないのにアホみたいにベクトルでの解き方も書いてる僕・・・
Yくんは早く答えを知りたいんだからそんなもん飛ばせよなっ
しかも「ベクトルABとACは一次独立なので」という説明を忘れてるし・・・
このミスすると試験じゃ間違いなく3〜5点引かれるんだったよな・・・。


四十分くらいしてようやく送信。
しかし、こんな中途半端な説明で理解できるだろうか・・・?
恐る恐るメールで聞いてみると・・・


Yくん「いえいえ、大変よく理解できましたわん!」


あっー、よかったよかった。しかしYくんはまた何で僕なんかに聞いてきたんだろ?


Yくん「いや・・・YOUって数学好きだったし・・・と言うか、数学しかできないでしょ」


ああっ・・・無礼女のみならずYくんまで・・・クソ、クソッ・・・数学だけじゃなくて
「CRギンギラパラダイス」の設定1から3までの大当たり確率も全部言えるんだよっ!
9月11日
本日より授業再開。来週はテスト。
しかし、今期はほとんど授業に出てなかったから
ノートも何もなくて勉強をしたくてもできない状況・・・
何故授業に出てなかったかって?
そんなもん大学が大嫌いだからに決まってるだろ。文句あっか。
9月19日
近鉄にマジック点灯。ひぃー!勘弁してくれー!!
9月20日
本日でテスト終了〜。相変わらずカンペ使いまくりだった。
これで明日からまたお酒&パチンコのダメ生活に逆戻り〜。
9月24日
ローズが55号!?中村がサヨナラホームラン!?マジック1!?松坂っーーー!!
9月26日
おかしい・・・今朝の朝刊には何故か
「近鉄サヨナラV」だとか「12年ぶりの優勝」だとか書いてある・・・。
おかしい・・・今年もダイエーが優勝するはずなのに・・・おかしい・・・。
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