2002年10月6日 プロ野球のタイトル争い
プロ野球終盤のこの時期になると
タイトルのための敬遠や欠場について騒がしくなり
アホ面さげたコメンテーターがキレイ事ばっかり言って毎年のことながら嫌な気分になる。

個人的な意見としては、僕はタイトルのための敬遠や欠場を
あまり「卑怯な手段」とは思わないんですよね。
もちろん、100%フェアなプレイとは思わないけど
タイトルなんて(一部の選手を除き、ほとんどの選手にとっては)選手生活の中で、一回取れるか取れないかというもの。
それだけのものなのだから、一試合か二試合敬遠や欠場させてやってでも
「取らしてやりたい」と思うのが
指導者としての「情」というものじゃないでしょうか?
だいたい、「卑怯」って言ってもルール外れのことやってるわけじゃないし。


今年もダイエーが西武カブレラを四死球で勝負を避けたとかで
何かと話題になってたけど・・・・・・ダイエーは2位浮上のため
負けられない勝負が続いているし
若田部だって二桁勝利がかかった試合なんだから
三冠王を獲得するほどの選手にまともに勝負しないのは当たり前のこと。
ましてやあの試合はカブレラの後が和田じゃなく
打率一割台の高木だったのだから、なおさらのこと。


話は変わるけど、昨年、ローズの打順を一番にした近鉄が
平気でダイエーを批判してるのが僕には信じられなかった。
ダイエーのフォアボールが「記録阻止のため」だったとしても
それと「記録更新のため普段クリーンナップ打ってる打者を一番にする」ということに、どう違いがあるんだろうね。

挙句の果て、中村紀が、「これだから日本の野球はアカン」とか
言い出したもんだから呆れ顔だ。
自分だって、打点王のタイトルがかかってる時に
近鉄は日本ハムのウィルソンとまともに勝負しなかったくせによ。


だいたいあの時のマスコミもマスコミだよ。
どいつもこいつも知ったか顔で、グローバル化グローバル化言って
「ローズは松井、小久保と違って日本にずっと残る選手じゃない」と言った
若菜コーチを批判しやがって。
グローバル化とか何とか言うんだったらワールドカップ開くなよ。
オリンピックもやるなよ。国同士で競い合う、あれこそグローバル化の正反対の大会じゃねえかっ。


・・・・・・失礼。途中から語気がちょっと荒くなってしまいました。


昨年、ローズと勝負した田之上同様、今年の若田部も
「こんな雰囲気では投げにくかった」と言ってたけど
多分それが本音だと思う。


記録だのなんだのの騒ぎすぎで
本来のプレイができなくなるっていうのは、やっぱりちょっとなぁ。
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